米に虫がわく原因って何なのか、気になったことってありませんか。

蒸し暑い季節になると虫がわきやくすなるので、米に虫がわくまえに米に虫がわく原因を知り、虫対策をしておきたくなりますよね。

こちらでは、米に虫がわく原因や、米に虫がわかないようにする対策を紹介します。

 




 

米に虫がわく原因は何?

 

米に虫がわく原因

・買ったときから米に虫の卵がついていた

・虫が米の保存容器に侵入した

 

米に虫がわく原因は大きく分けると、上記2つです。

 

もともと米に卵がついていて、その卵が孵化したもの。

もう1つの原因は、家で保存しているうちに米の容器に虫が侵入したことです。

米の容器に侵入した虫は、米に卵を産み虫が繁殖します。

 

そもそも、米にわく虫はどんな種類なんでしょうか。

まずは、米につく虫の種類から紹介します。

 

 



 

米にわく虫の種類は何?

虫は何もないところから自然に発生することはないので、何かしらの理由で米に虫がつき、虫がわきます。

米にわく虫はおもに、ノシメマダラメイガコクゾウムシです。

 

まずは、米につく2種類の虫について、詳しくお伝えしますね

 

ノシメマダラメイガ

ノシメマダラメイガは米の外側に卵を産みます。

ノシメマダラメイガの卵は0.5㎜くらいで、孵化した幼虫は2㎜くらのイモムシになりますが、白っぽい糸くずのようなので、お米の中にいても気づきにくいです。

 

成虫になると薄茶色の1㎝ぐらいになり飛びます。

ですので、米びつで成虫になったノシメマダラメイガを見つけて、「どこから侵入した??」と驚かれる方も多いのではないでしょうか。

 

ノシメマダラメイガは米や温度や湿度が高いのを好み、小麦などを食べて育ちます。

 

ノシメマダラメイガは初夏から初秋にかけて活発になりますが、シノメマダラメイガにとって環境がよければ1年中発生する虫です。

 

ノシメマダラメイガが1度に産む卵は200個くらいだそうですよ。

 

コクゾウムシ

コクゾウムシはゾウの鼻のような長い口で米などの穀物に穴をあけ、米などの中に卵を産みます。

 

コクゾウ虫が米の中からでてくるのは成虫してからです。

私たちがコクゾウムシを見つけるのは、3㎜くらいなっている黒い成虫です。

 

ですので、成虫になったコクゾウムシが米にいっぱいるのを見て、ビックリする方も多いのではないでしょうか。

 

コクゾウムシも暖かい温度を好み、18~33℃くらいで活動すると言われています。

 

コクゾウムシは28℃が適温で、25℃~30℃くらいの温度で卵を産みます。

コクゾウムシが1度に産む卵は200個くらいです。

 




 

米に虫がわく原因は温度と湿度が関係している

米にわく虫の多くは先ほどお伝えした、シノメマダラメイガとコクゾウムシの2種類です。

 

米に虫がわく原因は

・最初から虫の卵かついていて孵化した

・虫が保存容器に侵入した

でしたね。

 

ノシメマダラメイガやコクゾウムシのように、米につく虫は暖かく湿度のある時季を好むと言わています。

 

米にわく虫が活発になる温度は23℃くらいからで、さらに25℃を超えると活発になります。

 

米にわく虫は温度が低いのは苦手で15℃以下になると、活動が止まります。

ですが、活動が休止しているだけで、寒い時季は休眠し、また暖かくなってくると活動を再開します。

 

米にわく虫は湿度も大切で、シノメマダラメイガについては湿度80%を好むとも言われています。

 

ですので、特に梅雨から初秋までは、虫がわかないように十分注意しなければなりません。

 

ただ、今では冬でも暖房をつけ加湿をしていますので、真冬でも湿度や温度が高くなってしまう可能性もあります。

となると、米につく虫たちには好都合なんです。

 

ですので、米にわく虫の対策は、暖かく湿度が多い時季だけではなく、冬場も気をつけてくださいね。

 

ちなみにですが、私は12月に母からもらった米に虫がわいていた経験があります。

 




 

米に虫がわく原因となるNGな保存方法

米に虫がわく原因には、湿度温度も関係しているとお伝えしました。

では、家でどんな保存をしていると虫がわいてしまうのでしょうか。

 

まずは、米に虫がわく可能性のあるダメな保存方法をお伝えしますね。

 

米のNGな保存方法

  • 米を袋のまま保存している
  • 米を長期間保存している
  • 米びつの掃除をしない
  • 湿度や温度が高い場所で保管している
  • 米びつに虫対策になるものを入れいていない
  • 米ぬか、小麦粉、ビスケット、乾燥麺などのカスが落ちている。

 

お米のNGな保存方法について、詳しくお伝えしますね。

 

米を袋のままで保存している

お米を米びつなどに入れ替えずに保存されている方も多いのではないでしょうか。

 

じつは、お米の袋には通気を保つため、小さな穴があいています。

ですので、虫は袋の小さな穴から簡単に入ることができるんです。

 

また、米にわく虫のなかには、袋を簡単に食いちぎれる虫もいます。

 




 

掃除をしない

米を保存している米びつなどには、米ぬかが容器に残ってしまいます。

米びつなどの掃除をせずに、新しく買ってきた米を入れると、容器には米ぬかが溜まっていきます。

 

そうすると、その米ぬかを狙って虫がついてしまいます。

 

また、米にわく虫は、米などの穀物類、小麦粉、調味料、ビスケット、お菓子、ペットフードなど様々のものをエサにします。

 

ですので、部屋に小麦粉がこぼれていたり、ビスケットのカスなどが落ちていると、そのカスを食べて虫が繁殖し、エサを求めて米に移る可能性があります。

 

高温多湿の場所で保存している

米にわく虫は高温多湿が大好きです。

米はキッチンで炊く方がほとんどだと思いますので、米をキッチンに保存している方も多いのではないでしょうか。

 

じつは、キッチンは水や火を使いますので、高温多湿になりやすい場所なんですよ。

意外と気づきにくいのが、冷蔵庫のそばです。

冷蔵庫は熱が発生しますので、冷蔵庫周りも高温になりやすいです。

 

しかも、キッチンで料理を作っているときに、小麦粉や乾麺のカスなどが落ちる可能性も十分ありますよね。

 

また、高温多湿の場所は米が傷みやすいですし、カビが繁殖しやすい場所でもありますので、米にカビがつく可能性もあります。

 




 

米に虫がわかないようにする対策は?

 

米に虫がわかないようにする対策

・米の保存を15℃以下にする

・虫対策グッズを入れる

・米を米びつなどに入れ替える

・高温多湿に気をつける

・こまめに掃除をする

・米はこまめに買い足す

 

米に虫がわかないようにする対策は温度を15℃以下にする!

米に虫がわかないようにする対策を、詳しくお伝えしますね。

米にわく虫は、低い温度が苦手です。

 

米を保存する場所の温度が15℃以下になると、米にわく虫の活動な鈍くなり卵を産まないそうです。

ですので、できるだけ15℃以下で米を保存することをオススメします。

ですが、1年中15℃以下にするのは難しいと思います。

 

ですので、高温多湿を避け、米を保管する場所はできるだけ風通しがよく温度が低い場所に置いてみてください。

 

そして、以下の対策を全て取り入れてみてくださいね。

 




 

米を入れ替え虫対策グッズを入れる

買ってきたままの米袋には通気のために穴が開いています。

 

ですので、清潔にした米びつなどの保存容器に保存し、虫対策グッズを入れておきましょう。

虫対策グッズといっても、家にあるようでしたら米と一緒に乾燥した唐辛子を入れておけば大丈夫です。

 

唐辛子を入れる本数は米5㎏に5本くらいでOKです。

 

もし、唐辛子がなければスーパーなどで、米の虫除けグッズが売っています。

 

米の虫除けグッズには、保存容器のフタにつけるもの、米と一緒に入れるものなどがありますので、あなたの好みで選んでくださいね。

 

虫は臭いでも近づいてきますので、できれば脱臭もできるといいです。

 

米の虫除けグッズは、米売り場の近くで売っていることが多いです。

もし、場所が分からなければ、店員に聞くと教えてくれると思います。

 

高温多湿を避ける

高温多湿は米に虫がわく可能性が非常に高いです。

ですので、高温多湿になる場所の保管は避けてください。

 

さきほども、お伝えしましたが、米を保管する方が多いキッチンは高温多湿になりやすい場所です。

 

ですので、キッチンの中でもできるだけ風通しのよい涼しい場所に米を置いてくださいね。

 

米につく虫のなかには光が苦手な虫もいますので、真っ暗な場所よりも、少し照明があたるような場所のほうがいいかもしれませんね。

 




 

こまめに掃除をする

米を保存する容器は、清潔さを保ちましょう。

米は米びつなど容器に入っているものを使い切ってから、新しい米を足すようにします。

 

使い切って新しい米を足すまえに、桐の米びつのように洗えないものは乾いた布で拭いて、米ぬかなどの汚れを取り除いて清潔にしてください。

洗えない米びつを掃除するときは、ブラシやホウキがあると便利です。

 

また、天気がよく空気が乾燥しているときは、半日ほど陰干しして、湿度を放出してみてくださいね。

 

米を保存している容器が洗えるものは、洗って汚れをとり、しっかりと乾かしてください。

 

こまめに米を買い足す

家では米に適した温度や湿度が保てないので、長期保存すると米に虫がわくリスクが高くなります。

ですので、米はできるだけ少量をこまめに買い足すのが理想です。

 

米は精米したてのほうが美味しいそうですので、その点からもこまめに買い足すのがオススメです。

買い足す間隔は冬でしたら1ケ月くらい、夏場は2週間くらいだそうですよ。

 

そうは言っても、今年はコロナウィルスの影響で店の在庫が少なくなり心配になりましたよね。

 

また、防災のためにもある程度の米を保存しておく必要もあります。

そんなときは、冷蔵庫の野菜室もオススメですよ。

 

つぎは、冷蔵庫の野菜室で保存する方法をお伝えしますね。

 

米の保存方法

米を冷蔵庫の野菜室で保存するときは、清潔で乾いているペットボトルやジップロックのような密閉できる袋に入れます。

ペットボトルに米を入れる場合は、「じょうご」などを利用して移し替えてくださいね。

 

米を移し替えたら、ペットボトルのフタや密閉袋をしっかりと閉めて、冷蔵庫の野菜室に入れればOKです。

ペットボトルや密閉袋の大きさは、冷蔵庫の野菜室に入れば、あなたの使いやすい大きさで大丈夫です

 

また、ペットボトルや密閉袋がないときは、ゴミ袋のような大きな袋に買ってきたままの米を袋ごと入れて、冷蔵庫の野菜室に入れてもOKです。

 

冷蔵庫の野菜室でしたら15℃以下ですので虫除け対策になります。

 




 

 

米に虫がわく原因は何?まとめ

こちらでは、米に虫がわく原因を紹介しました。

 

米に虫がわく原因は

・最初から虫の卵かついていて孵化した

・虫が保存容器に侵入した

とお伝えしました。

 

米に卵がついている可能性が高いのは、精米された米よりも玄米です。

また、農薬が使われいる米よりも、農薬を抑えてる米のほうが虫の卵がつきやすいですし、虫も寄ってきます。

 

ですが、米に虫や卵がついていても、アレルギーさえなければ食べても問題ありません。

そして、しっかりと虫対策をしておけば虫除けもできますので安心してくださいね。

 




 

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