ドラマ「危険なビーナス」で母親は事故死だったのか?って、気になりませんか。
もし、母親が事故死でないとしたら犯人は誰なのか?
犯人の目的は何なのか?というところも気になってきますよね。
こちらでは、ドラマ「危険なビーナス」の母親の事故死の真相について、原作小説から考察してお伝えします。
重要なポイントは絵画です。
目次
危険なビーナスで母は事故死ではない?犯人は遺産の絵画が狙いだった!
<伯朗(はくろう)の母の死は事故?>
・事故ではなく他殺
<犯人は誰?>
・兼岩憲三(かねいわ けんぞう)
*「伯朗のおじさん」です。
<目的は何?>
・寛恕の網(かんじょのあみ)という絵画を奪いたかった
*「寛恕の網」の絵画は矢神家の遺産に含まれいていると憲三が勘違いしていた絵です。
<原作小説>
・危険なビーナス(著者 東野圭吾)
ドラマ「危険なビーナス」で母親の事故死の真相については、まだ放送されていません。
ドラマ「危険なビーナス」には原作小説があり、今のところ原作小説と大まかな内容は同じです。
ですので、原作小説から母親の事故死の真相、犯人の目的、を考察してお伝えします。
以降は、「危険なビーナス」のドラマと原作小説の詳細な内容を含むネタバレになります。
詳細な内容を知りたくない場合は十分ご注意ください。
危険なビーナスで母親は事故死ではなかった?
出典:https://twitter.com/kikenna_venus
ドラマ「危険なビーナス」の主人公は妻夫木聡さん演じる手島伯朗(てじま はくろう)。
伯朗の母親は手島禎子。実の父親は手島一清です。
しかし、伯朗の実の父親が病気で亡くなったあと、母親の禎子は矢神家の長男・康治と再婚しました。
母親のキャストは斉藤由紀さんです。
伯朗は禎子の連れ子として、矢神家で暮らすことになったのですが、連れ子だった伯朗は矢神家での暮らしは耐えがたいものだったので、高校生になると家を出ます。
そして、伯朗はいつしか母親の禎子とも疎遠になってしまいました。
ある日のこと、伯朗の母親の禎子と再婚相手の義理父・康治の間に生まれた明人から母親が死んだと連絡が入ります。(伯朗と明人は異父兄弟です)
母親が亡くなっていた場所は、禎子の実家のお風呂場でした。
そのため警察の捜査が入ったものの、実家の玄関や窓のカギが閉められたままだったので、禎子の死に事件性はなく足を滑らせた事故死だと判断されました。
しかし、母の死の真相は事故ではなく、他殺だったのです。
危険なビーナスで母親を事故死に見せかけた犯人は誰?目的は絵画を奪うため?
出典:https://twitter.com/kikenna_venus
伯朗の母親を殺害したのは、母親の妹の夫・兼岩憲三(かねいわ けんぞう)です。
伯朗が信頼していた憲三おじさんです。
憲三が伯朗の母親を殺害した理由は、伯朗の父親・一清が生前に途中まで描いていた「寛恕の網」というタイトルの絵画を奪いたかったのです。
伯朗が以前の画風とは異なる絵だったと言っていたものです。
「寛恕の網」は数学者の憲三からすると、とても貴重な絵だったので、完成した絵画を見るのを楽しみにしていました。
しかし、一清が亡くなった後、その絵画がどこにあるのか分からなくなってしまったのです。
憲三は一清が処分してしまったのだと諦めていたのですが、明人が持っていた写真を見て、絵が処分されていないことに気づきます。
憲三はその絵画が今も禎子と憲三の妻・順子の実家にあると推測し、2人の実家にこっそりと入り絵画を探していました。
ところが、実家で絵画を探しているのを禎子に見つかってしまい、禎子も絵の貴重さを知っていたので、もみ合いになってしまいます。
その拍子に禎子は頭をぶつけ、気を失ってしまいました。
そして、憲三は気を失っている禎子を殺害し、風呂場での事故死に見せかけて、その場を離れます。
結局、憲三は実家で絵画を見つけることはできませんでした。
その後、憲三は矢神家の遺産に絵が含まれていると考えるようになります。
危険なビーナスで母は事故死ではない?まとめ
こちらではドラマ「危険なビーナス」の母親の事故死について紹介しました。
伯朗の母親・禎子の死は事故ではなく、他殺でした。
禎子を殺害したは犯人は、禎子の妹の夫。
禎子からすると、義理の弟です。
禎子は夫が描いた「寛恕の網」というタイトルの絵画で揉めて殺害されてしまいました。
憲三は伯朗にとっては優しい叔父さんだったので、悲しい結末ですね。